皆さまこんにちは
コユキまいです。
今日も引き続き
医療現場からです。
日本の保険診療の
いいところと悪いところは
前回お伝えしましたが
今日は手術のお話。
日本の保険医療の特徴は
どの先生が手術しても
料金が同じことです。
要するに
研修医が執刀しても
教授が執刀しても
保険診療であれば
金額は同じってことです。
これって、
誰がやっても同じとなると
手術が上手な先生や
ベテランの先生にしてほしい、とか
なりますよね。
だから
有名な先生がいる病院に
手術待ちの患者が押し寄せたり
なんてことが起こるのです。
部長時代は
手術は若い先生に
してもらっています、と
言って、自信が執刀するのは
できるだけ避けていました。
そうしないと
全部自分が
執刀することになるからです。
正直自分が執刀するほうが
若い先生にさせて指導するより
100倍ぐらい楽ですが
それをしてたら
後進が育たないですしね。
残念だったのは
ある程度安心して
手術を観ていられるように
なったところで
皆いなくなることです。
これは大学側の事情で
そういう人事システムなのですが
残念ながら
私がいる間は
改善されませんでした。
料金の話からずれちゃいましたが
元にもどりますね。
手術がうまくても下手でも
同じ料金なのは
上手い部類に入る人にとっては
なんだか
モヤっとするかんじはします。
ヘアサロンでも店長は
指名料金が高いじゃないですか。
なんか、そういうのって
あってもいいような
気がするんですよね。
実際海外では国にもよりますが
病院のランクのようなものがあって
料金も違ったりは
普通にあるようです。
そんな問題点がありながらも
身を削って手術をされている
あるいは指導されている
日本の先生方は
現場を離れた私から見たら
本当に神だな、と思います。
まぁ私も
沢山の若い先生を育てたし
若い先生ができない手術を
沢山執刀してきたので
世の中のお役には
立てていたのかな、と
今までの自分を
褒めてあげたいな、と思います。
そうですね、
手術をしてもらったとき
「ありがとうございました」
「先生に手術してもらってよかった」
のひとことがあれば
とても嬉しいです。
ありがとう、の言葉を
ぐるっと繋いでいければ
もっと
幸せが広がる世界が
来るように思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
明日以降は
また自分史に戻ろうと思います。
コユキまい